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大学や研究所は『宝の山』
これは新規事業開発に長らく携わってきた経験からの実感です。
本当にそう思います。
大学や研究所では、民間のそれとは時間の概念が違います。
すぐに売上という結果を出さなければならない民間に比べ、じっくりと腰を据えて、
研究室の歴史が古ければ先達からの長く深い研究の蓄積があり、
また、それぞれの研究者自身が面白いと考え取り組む研究には世間の流行り廃りに影響されないという性格があります。
ですが、面白い研究、高い専門性のある研究シーズも
世の中で使われる、社会に貢献する必要があることも間違いではありません。
しかし、面白い研究、高い専門性のある研究シーズが世間一般の目に留まることは稀です。
学会、論文発表や大学等のイベントで出会うことはありますが、
専門用語とその研究分野では常識と思われる当たり前のことが、
一般の民間企業などの人間が聞いても、まるでわからない、理解できないという場面は数多くあります。
常に情報を探している
一方、民間である小さな会社の新規事業ではあらゆるリソースが足りません。
最初からすごい技術や潤沢な予算、人員、パートナーを持ってスタートすることは稀です。
まずは自社技術やアイディアをどう製品化するか?からスタートすることが多いわけですが、
自社技術の素晴らしさをどうアピールすべきか?自社技術の有用性をどう証明するか?や、
自社技術だけではすぐに壁にぶつかり、壁を突破するための専門家の意見や助言、情報のヒントというものが
必要になることは少なくありません。
ですから情報収集も兼ね展示会に足を運んだり、技術セミナーや学会に参加して、
自社の助けとなる価値ある情報を常に探しています。
そして、
「これは!」という情報に出会ったら、どんな形でもいいので連携すべきです。
すべきなんですが、高い専門性のある研究シーズに触れて、すぐに理解できるほど噛み砕かれているか?が問題です。
なぜならば、「これは!」と思った技術を、社内に持ち帰り、
その技術の価値を社内の人間に理解させる、賛同・承認を得るプロセスを通過しなければならないからです。
分かりやすい情報発信が必要
面白い研究、高い専門性のある研究シーズを“分かりやすい形”にしてオンライン講座として、
いつでも、どこからでも、ポイントを踏まえながら楽しんで学ぶことができたら?
今すぐには使うことがないかもしれないけれど、
いずれ使うかもしれない、または知っておいて損しない、
通常では誰もが簡単に知ることのできない最新の技術シーズ情報を入手できたならば?・・・
それは非常に意味のあることだと思います。
- “知らないことを知る”という好奇心の刺激、
- “高く深い専門性”をじっくり学んで身につける成長感、
- “自身の専門領域”が役に立つ達成感、
研究者・専門家にとっても、
新規事業担当者・技術者にとっても、
オンライン講座がきっかけで、事業のブレークアウトに繋がったり、
研究シーズから共同研究の和が広がる、そのまま商品化することで新しい事業の柱とできたり、
それぞれの得意分野を持ち寄って連携することで、
1+1が2ではなく、5にも10にも1000にだってできる可能性があります。
楽しんで学べる
研究者・専門家だけでなく、
新規事業開発で頑張っている民間企業の尖った面白い方たちの成功・成長の取組み例や、特に失敗談なども提供していきます。
自社で取り込めるものはどんどん真似して取り込むことで、
今ある事業課題の解決のヒントにしたり、事業開発速度のスピードアップ、それから新規事業あるあるの話題で大きく頷く、共感することもあるでしょう。
頑張っているのは自分だけじゃないと分かるだけでも、なんだか勇気が出てくるものです。
レプラスが提供するオンライン講座コンテンツは、
できるだけ分かりやすく、楽しめて、役に立つ内容作りを目指して参ります。
仕事を楽しむために、楽しんで学んでいただけたらと思います。