CONSULTING SUMMARY
『売る』ことが大事
日本のものづくり技術は素晴らしい。
特に小さな会社(中小企業)の技術力の高さは本当にすごい、素晴らしいです。
日本の根幹を支えてきた、今日の繁栄があるのは、
日本の中小企業の頑張り故だと思います。
でも・・・
技術力があるから、
とりあえず作ってみる。製品化してみる。思いついたアイディアを形にしてみる。
作れるから、作る。
だって、技術はあるし、イイもの作れば売れる!から・・・
売れません・・・
残念ですが、売れません。イイもの作っても。
じゃあ、
もっと機能をつける、もっと安くする・・・
>いいえ、売れません。
ではもっと改良してみる。
機能もデザインも、たくさん作れば安くなるから値段はもっと安くする・・・
>やっぱり売れません。
延々、この繰り返しをして小さな会社は疲弊していきます。
そして、会社の利益が減る一方なので、どこかで諦めざるを得なくなります。
考えるべき順番が間違ってます
なぜ売れないのか?
そもそも、誰に対して売るのでしょうか?
その誰かは、何に困っているんでしょうか?
そのイイものがあると、その誰かには、どんな素晴らしいメリットが発生するんでしょうか?
まず、新規企画や新規事業で考えるべきは、
誰が何に困っているのか?痛みを感じているのか?を捉えて、
その課題に対して、自分たちの技術力をどう活かすか?ではないでしょうか?
売るための仕組みづくりが『マーケティング』
企業体である以上、成長すること=売上を上げることは当然です。
良い製品やサービスを売ってお客さんに喜んでもらう、役に立つ対価が売上ですから、
「売る」行為自体は善ですし、「売る」ための新規事業であるはずです。
ですから、
「売る」べき相手は誰か?何に困っているのか?どんな市場規模か?自分たちの技術やチャネルを活かせるか?
しっかり知らべる必要があります。
だけど、作るのは得意だけど、
・どうやって調べればいいのか?
・何を調べればいいのか?
・どうやれば企画を通せるか?
・どう新規事業を進めていけばいいのか?・・・等々
動き出してみると、様々な「?」の壁にぶつかります。
さらに、
社内からは「いつ売れるのか?」「何台売れるのか?」「会社の金を使って結果出さなかったら??」と、
声に出さずとも、そんな重圧が、心の声が聞こえてきます。
新規事業は今までと違うから『新規事業』
これまでの既存事業とは別の柱を作ること、
そして、その売上が(かなり近い)将来の会社の事業運営に貢献することを期待されて、
新規事業企画室だったり、新規事業開発課だったり、新規事業プロジェクトが発足します。
「新しいものをやれ!」と、そういうミッションを受けて。
ですが、蓋を開けてみると、
既存事業、既存の下請け文化が色濃く反映した社内からの声と理解されない軋轢に苦しみます。
「そんなのやって本当に大丈夫?」「そんなことやったことないから協力できない」「それはこの会社のやり方とは違う」、、
挙句の果てには直属の上司が「そんなの聞いていない」とか「もっとあそこをよく調べたら?」と重箱の隅をつつく攻撃を仕掛け足を引っ張ることをはじめたりします。。
既存事業とは違う新しいコトで結果を出せと言われて始まってみたものの、
旧来の会社のモノサシや仕組みに縛られて、とにかくやりづらくなります。
早晩、新しいものを作るよりも、社内の旧い文化と闘うことが仕事になっていきます。
新規事業はツライ。でも・・・
新規企画とか新規事業は聞こえは良いんですが、
実際は本当にツライです。大変です。
でも、
新しく作った製品やサービスが少しずつでも売れ始まると、
社内の見る目は一変します。
「おまえはやる奴だと思ってた」「絶対、おまえなら成功すると思ってた」「ほら、言った通りうまくいったろ?」などなど、
同じ人とは思えない、どの口がそんなことを言うんだ?と二度見どころか、三度見、いや三度聞きをするようになるはずです。
1台でも売れるということは、市場ニーズがあるということ。
買う人は1人だけであるはずがない。
一度、売れる流れができたら、苦労が報われます。
製品やサービスの改良・改善はもちろん必要ですが、ある程度までは成長していきます。
どうやって成功する?
冒頭申し上げた通り、
作れるから作るは絶対やってはいけません。
まず、市場調査・顧客調査・製品調査の3つのリサーチが基本です。
その上で、勝ち筋を見つける、自社でやるべきかそれとも違う開発テーマを選択すべきかを比較分析します。
必要な人材、足らない技術や情報は、外部連携で持ってこれないか?を検討します。
自社にないものは、外に必ずあります。
外と連携することで、今まで自社になかった知識・情報・技術・チャネルが手に入るわけですから、
積極的に外部連携するべきです。それが自社の戦闘力を高めます。
そして、特に重要なのが自社からの情報発信。
どんなに良い製品、良いサービスでも、誰も知らなければどうやって買うことができるのでしょうか?
積極的に自社の取組み、考え方、開発メンバー紹介もいいですし、
とにかく発信すべきです。
Appleの創業者である故スティーブ・ジョブズも
伝えなければ、ないのと同じ
と、情報発信・マーケティングの重要性を説いています。
持っている技術は素晴らしい。
ですからそこに売る力、マーケティングの力が加われば、
絶対に結果が出ます。
あなたの会社の新規事業担当者、開発者、経営層の方々に「マーケティング」の重要性を知らせてください。
絶対に良くなります。
かつて、
関根(株式会社レプラス代表)が新規事業企画課だった頃、
いろんな壁にぶつかり、もがき苦しみました。
幸運にも、内部/外部の協力者、お客さんに助けてもらいながら、
毎年数千万の赤字を垂れ流していた新規事業課を、
たった3年で黒字転換、
さらに数億円事業まで成長させた新規事業開発者/責任者としての経験とノウハウ、
そしてコンサルタントとして様々な業界・企業を支援してきた経験と人脈を提供し、
「あなた」を支援します。
あなたの成功の共犯者になります!
仕事は楽しく、一緒に成功しましょう!