はじめまして
とにかく、歯を食いしばって頑張りました。
中小企業での新規事業開発は簡単ではありません。本当に。これはスモールスタートする大企業でも同じでしょう。でも、売れれば、売れ始めればコロッと状況が変わります。天国と地獄と言えるほど、極端に変わります。そこに至るまでが、無限我慢地獄、ストレス地獄が永遠に続くかのように思えますし、本当に大変なわけですが。
お金をなるべくかけず、小さい会社でもできること、あの手この手の試行錯誤を繰り返した結果、幸運にも、私でもついに結果が出るようになりました。
売れるようになったのです。
何が効いたのか?は当時はよく分からなかったんですが、少し時間をおいて振り返ってみると、分かるものです。関根がうまくいった要因を一口で言うならば、それは「マーケティング」です。
これはどこかのスクールに行ったとかでなく、本をたくさん読んで、独学で勉強はしましたが、それはとにかく苦しかったからです。人もいない、お金もない、成功体験を持つ者もいない、当然自信なんかないといったチームメンバーをどう鼓舞して、どう動かして、自分たちでもできること、これならできる、やってみよう!とたくさんのテストを繰り返すことで、実際に結果が出たもの、効果があるもの、こういうポイントを押さえたからうまくいったんだという実践と経験に基づいた裏付けできる定量判断可能なデータとその分析の仕方等々。
それらをひっくるめて表現すると『「売るために作る」ための仕組みづくり』。これを関根はマーケティングだと解釈しています。要は仕組みづくりです。
決して、「ものづくり」だけで結果は出ません。
新規事業企画や新規事業開発の大変なポイントは、担当者としても、また管理者、経営に近い事業全体を統括する側の立場からも、何を会社は・経営者は求めていて、どういう動きをしてほしいのか?ということを知っています。
この気づきを得るために、かなりの遠回り、苦しい・悔しい想い、思いがけず不良社員化(大いなる大志)もしました。一度、ものづくり会社を辞めてコンサルタントとして様々な企業の経営会議・開発会議や現場を支援する経験を通して、より、この「気づき」は間違いでないことに確信を持っています。
今日も、どこかの新規事業開発担当者が胃をキリキリさせている、関根と同じような壁にあたって苦しんでいると思うと、その時間が勿体ないと思いますし、なんとかならんもんかとジリジリいたします。サッサと近道を進んで、できるだけ早く結果を出すことは、イコール、新規事業が立ち上がり、売上が上がる、成功するわけですから、会社にとっても、担当者にとっても、売り先にとってもみんなウィンウィンです。とりあえず売上が立てば資金や時間に余裕ができますから、また新たな事業を企画検討するもよし、さらに事業を伸ばすことに集中することができるようになります。
時間が重要です。
少しでも早く結果を出すために、小さなものづくりの会社こそ、マーケティングの力を使えば、自社のコア技術・得意技術を有効に活用して、結果が出せるということを知ってほしいと思います。
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